スクール・オブ・ロック
School of Rock (ロックの学校)
第7章 スティービー・ニックス
Chapter
7 Stevie Nicks
スクール・オブ・ロック School
of Rock (ロックの学校)
2003年(平成15年) 1時間50分 110分
監督Directed by リチャード・リンクレイター Richard Linklater
脚本Screenplay by マイク・ホワイト Mike White
音楽Music by クレイグ・ウェドレン Craig Wedren
スクール・オブ・ロック School
of Rock (ロックの学校)
ホグワーツ城と暴れ柳 Hogwarts and the Whomping Willow
ホグワーツ城と暴れ柳 Hogwarts and the Whomping Willow
ジェファーソン・エアプレイン Jefferson Airplane
あなただけを Somebody to Love
愛はとまらない Nothing's Gonna Stop Us Now
スコット・マッケンジー Scott
McKenzie
花のサンフランシスコ San Francisco (Be Sure to Wear Flowers in Your Hair)
ショッキング・ブルー Shocking Blue
ヴィーナス Venus
アバ ABBA
ダンシング・クイーン Dancing Queen
オーティス・レディング Otis Redding
ドック・オブ・ベイ (Sittin' On) The Dock of the Bay
スクール・オブ・ロック
School of Rock (ロックの学校)
第7章 スティービー・ニックス
Chapter
7 Stevie Nicks
スティーヴィー・ニックス Stevie
Nicks
Bar バー
A Waiter puts two mugs of beers
in front of Dewey and Ms. Mullins.
ウェイターは2杯のビールのジョッキをデューイとマリンズ校長の前に置く。
mug マグ, 大型カップ a beer mugビールのジョッキ a coffee mugコーヒーマグ
Rosalie
Mullins (マリンズ校長) (ジョーン・キューザック Joan Cusack):
And you’re sure
you don’t have any coffee?
本当にコーヒー置いてないの?
Waiter (ウェイター) (Timothy
'Speed' Levitch):
Uh-huh.
ああ、
I’m quite sure.
そうですよ。
quite まったく, すっかり, 完全に
Rosalie
Mullins (マリンズ校長) (ジョーン・キューザック Joan Cusack):
Well, I’ve, I’ve never been here before.
まあ、わ、私はここには一度も来たことがないけど。
Dewey Finn (デューイ・フィン) (ジャック・ブラック Jack
Black):
Mmm.
うん。
Rosalie
Mullins (マリンズ校長) (ジョーン・キューザック Joan Cusack):
I’ve, I’ve,
I’ve never been to
this side of
town before, in fact.
わ、わ、わたし町のこちら側に来たことがないの、実際はね。
in fact 事実上, 実際は
Dewey Finn (デューイ・フィン) (ジャック・ブラック Jack
Black):
Mmm.
ふうん。
Dewey guzzles almost all of his beer.
デューイは自分のビールをがぶ飲みする。
guzzle がぶがぶ飲む; がつがつ食う
Rosalie
Mullins (マリンズ校長) (ジョーン・キューザック Joan Cusack):
So, I uh, have
been… Well, I’ve been…
I’ve been dying to ask you something,
Mr. Schneebly.
それで、ずっと…私、ずっとあなたに聞きたかったことがあるのよ
シュニーブリー先生。
be dying to 非常に~したい、~を切望する
Dewey Finn (デューイ・フィン) (ジャック・ブラック Jack
Black):
Please, call me Dewey.
デューイと呼んでください。
Rosalie
Mullins (マリンズ校長) (ジョーン・キューザック Joan Cusack):
Dewey?
デューイ?
Dewey catches his mistake.
デューイは自分のミスに気づく。
catch one’s mistake 間違いに気づく
Dewey Finn (デューイ・フィン) (ジャック・ブラック Jack
Black):
Ned.
ネッド。
Call me Ned.
ネッドと呼んでください。
I was thinking
of my other name.
別の名前のことを考えてました。
My middle name.
ミドルネームをね。
Rosalie
Mullins (マリンズ校長) (ジョーン・キューザック Joan Cusack):
Oh.
あら。
Dewey Finn (デューイ・フィン) (ジャック・ブラック Jack
Black):
Yeah.
そう。
Rosalie
Mullins (マリンズ校長) (ジョーン・キューザック Joan Cusack):
Well, um, Ned…
in your experience
how does Horace Green compare to
other schools that you’ve taught at?
じゃあ、ネッド…あなたの経験では、
ホレス・グリーンは今まで教えた学校と比べてどう思う?
compare 比較する、比べる
Dewey Finn (デューイ・フィン) (ジャック・ブラック Jack
Black):
Oh, your
school is the best.
ああ、あなたの学校が一番ですよ。
Rosalie
Mullins (マリンズ校長) (ジョーン・キューザック Joan Cusack):
You’re just
saying that.
お世辞を言ってるのね。
(口ばっかり、思ってもないことを言う)
Dewey Finn (デューイ・フィン) (ジャック・ブラック Jack
Black):
I’m not.
違いますよ。
Do you know
that kids at other schools
just have fun
all the time?
他の学校の子供たちは、いつも楽しんでばかりいるのは知っていますよね?
They’re running around.
走り回ってるんです。
There’s no discipline.
しつけがなってない。
discipline しつけ; 規律, 統制; 戒律
They’re happy.
それで彼らは幸せなんですから。
Ms. Mullins mouths what Dewey says.
マリンズ校長は、デューイに合わせて口を動かす。
mouth 〈言葉を〉(声に出さずに)口を動かしていう, 口の動きで伝える
Dewey Finn (デューイ・フィン) (ジャック・ブラック Jack
Black):
It’s anarchy.
それは無秩序状態ですよ。
anarchy 無秩序な状態、無統制
This is the best school I have ever taught at.
ここが今まで教えた中で、一番の学校です。
I swear.
誓います。
swear 誓う, 宣誓する
Rosalie
Mullins(マリンズ校長)(ジョーン・キューザックJoan Cusack):
I’ll drink to
that.
その言葉に乾杯するわ。
She is pleased with his answer.
彼女は彼の答えに喜ぶ。
be pleased with ~に喜ぶ
They clank
their mugs together in
a toast.
彼らは、ビールのジョッキをカチンとぶつけて乾杯する。
clank ~をかちんと鳴らす
in a toast 乾杯をして
She takes a gulp, but, out of practice,
coughs.
彼女はガブ飲みをする、しかし慣れていないので咳き込む。
take a gulp 一気に飲む
out of practice 慣れてない
Dewey Finn (デューイ・フィン) (ジャック・ブラック Jack
Black):
You stay
right there.
そこにいて下さい。
I’m gonna go put on some music.
何か音楽をかけてきますから。
put on (音楽を)かける
Rosalie
Mullins (マリンズ校長) (ジョーン・キューザック Joan Cusack):
Oh.
ええ。
Dewey leaves
the table and walks to the jukebox.
デューイは、テーブルを離れジュークボックスの方へ歩いて行く。
jukebox ジュークボックス
He searches the song
list.
リストの中からお目当ての曲を捜す。
search (何かを見つけようとして注意深くまたは徹底的に)捜す
Ms. Mullins sips her beer.
マリンズ校長は、ビールを一口飲む。
sip すする、ちびちび飲む
エッジ・オブ・セブンティーン Edge
of Seventeen
As he returns
to the table,
Stevie Nicks’ “Edge
of Seventeen” comes on.
彼がテーブルへ戻る途中、
スティービー・ニックスの「エッジ・オブ・セブンティーン」がかかる。
Ms. Mullins becomes very excited.
マリンズ校長はとても興奮する。
Rosalie
Mullins (マリンズ校長) (ジョーン・キューザック Joan Cusack):
Ooh!
わあ!
Dewey dances back to the table
doing an
impression of Stevie Nicks.
デューイは、テーブルに戻りながらスティービー・ニックスの真似をする。
do an impression of ~の表情、動作を真似る
Rosalie
Mullins (マリンズ校長) (ジョーン・キューザック Joan Cusack):
I love
this song.
この曲大好きなの。
Dewey sits
down.
デューイは席に着く。
Dewey Finn (デューイ・フィン) (ジャック・ブラック Jack
Black):
Really?
ほんと?
Rosalie
Mullins(マリンズ校長)(ジョーン・キューザックJoan Cusack):
Yes.
ええ。
Stevie Nicks.
スティービー・ニックスよ。
Dewey Finn(デューイ・フィン)(ジャック・ブラックJack
Black):
Yeah.
そう。
Stevie!
スティービーですよ!
Rosalie
Mullins(マリンズ校長)(ジョーン・キューザックJoan Cusack):
You know, she came to town.
あのね、彼女、町に来たのよ。
Dewey Finn(デューイ・フィン)(ジャック・ブラックJack
Black):
Mm-hmm.
ふうーん。
Rosalie
Mullins (マリンズ校長) (ジョーン・キューザック Joan Cusack):
And she did a concert,
and she was
just so… wild.
そして彼女コンサートをしたの。彼女はとても…ワイルドだったわ。
wild 激しい、情熱的な
Dewey Finn (デューイ・フィン) (ジャック・ブラック Jack
Black):
I know.
わかります。
Oh, man.
そうですとも。
Rosalie
Mullins (マリンズ校長) (ジョーン・キューザック Joan Cusack):
Oh.
わあ。
Oh, my gosh.
すごいわ。
Whoo!
ウォー。
Dewey Finn (デューイ・フィン) (ジャック・ブラック Jack
Black):
She put on the best show I’ve ever seen.
今まで見た中で最高のショーだった。
put on 〈劇を〉上演する, 〈展示会などを〉催す
Ms. Mullins hums and sings along to the music.
マリンズ校長はハミングをし、曲に合わせて歌う。
hum ハミングする、鼻歌を歌う, ハミングで歌う
Dewey Finn (デューイ・フィン) (ジャック・ブラック Jack
Black):
And she is so
much better live
than she is on
the album.
彼女はアルバムで聞くよりライブの方がずっといいですよ。
live 〈放送・演奏など〉録音でない, 生(なま)の, ライブの
album LPレコード(のセット); 名曲アルバム
You know what
I mean?
わかりますよね?
Rosalie
Mullins (マリンズ校長) (ジョーン・キューザック Joan Cusack):
Yes, yes.
そうよ、そうなの。
Oh, my gosh, no comparison.
すごいわ、比較にならないわ。
no comparison 比べ物にならない
Dewey Finn (デューイ・フィン) (ジャック・ブラック Jack
Black):
Yeah.
そうです。
You know what?
Oh, man, I
would love to take the kids to a concert.
あの、実は子供たちをコンサートに連れて行きたいんです。
Rosalie
Mullins (マリンズ校長) (ジョーン・キューザック Joan Cusack):
Concert?
コンサート?
フィルハーモニー philharmonic 交響楽団
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン Ludwig van Beethoven
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト Wolfgang Amadeus Mozart
エンヤ Enya
Dewey Finn (デューイ・フィン) (ジャック・ブラック Jack
Black):
Yeah.
そうです。
There’s one at
the end of the month.
今月の終わりにあるんです。
It would be perfect.
最高だろうな。
The Philharmonic.
フィルハーモニー。
philharmonic 交響楽団
They do the classics.
クラシックをやるんです。
They do Beethoven, Mozart… Enya, that
kind of stuff.
ベートーベンやモーツァルトとか…エンヤ、そんな感じのやつですよ。
Beethoven ベートーベン 《1770‐1827; ドイツの作曲家》
Mozart モーツァルト 《1756‐91; Salzburg 生まれのオーストリアの作曲家》
that kind of stuff そんなようなもの、そんな感じのもの
Rosalie
Mullins (マリンズ校長) (ジョーン・キューザック Joan Cusack):
Huh.
はあ。
Dewey Finn (デューイ・フィン) (ジャック・ブラック Jack
Black):
Oh, but you
guys have a policy
about field trips, huh?
ああ、でも、あなた方には校外学習に関して方針があるんですよね。
policy (政府などの)政策, (会社・個人などの)方針
field trip 校外学習
Rosalie
Mullins (マリンズ校長) (ジョーン・キューザック Joan Cusack):
Would it be educational?
それは教育的なものなの?
educational 教育的な、教育上の、何かを学ぶような
Dewey Finn (デューイ・フィン) (ジャック・ブラック Jack
Black):
Would it be educational?
教育的なものかって?
It could be very educational.
とても教育的なものですよ。
Rosalie
Mullins (マリンズ校長) (ジョーン・キューザック Joan Cusack):
Seventeen…
セブンティーン…
Maybe we can make an exception.
まあ例外があってもいいかも。
exception 例外, 異例
make an exception 例外とする, 別扱いにする
Dewey Finn (デューイ・フィン) (ジャック・ブラック Jack
Black):
Yes!
そう!
Dewey and Ms.
Mullins sing along to the music.
デューイとマリンズ校長は、曲に合わせて一緒に歌う。
Dewey and Ms.
Mullins (デューイとマリンズ校長):
Sing a song
歌を歌おう
Sounds like
she’s singing
彼女が歌ってるように
Ooh, baby,
ooh, said ooh
ウー、ベイビー、ウー、セッド、ウー
Dewey Finn (デューイ・フィン) (ジャック・ブラック Jack
Black):
I’m holding you to that.
頼りにしてます。
hold… to ~に~を守らせる
Make an
exception.
例外にして下さいね。
Dewey and Ms.
Mullins (デューイとマリンズ校長):
Ooh, baby,
ooh, said ooh
ウー、ベイビー、ウー、セッド、ウー
Rosalie
Mullins (マリンズ校長) (ジョーン・キューザック Joan Cusack):
Tomorrow
トゥモロウ
Horace Green Parking Lot ホレス・グリーンの駐車場
Dewey and Ms.
Mullins arrive back at school.
デューイとマリンズ校長が学校に着く
Dewey sings
the theme song to “Good Times”.
デューイは「グット・タイムズ」のテーマ曲(主題歌)を歌う。
theme 主題, 題目, テーマ (類語 ⇒subject Ⅰ)
theme song テーマ曲(主題歌)
Dewey Finn (デューイ・フィン) (ジャック・ブラック Jack
Black): (v.o.)(画面外)
Keeping your
head over water
水面から頭を上げな
Making a way
when you can
出来る時に道を切り開け
Temporary
layoff
一時的な解雇だ
Good time
いい時期だ
Easy credit
rip-off
安易な信用は剥ぎ取れ
Good time
いい時期だ
Dewey’s Van デューイのバン
They park.
車を停めたまま。
Dewey Finn (デューイ・フィン) (ジャック・ブラック Jack
Black):
Scratching and
surviving
掻きむしれ、生き延びろ
Good time
いい時期だ
Rosalie
Mullins (マリンズ校長) (ジョーン・キューザック Joan Cusack):
Would you stop that, please?
お願い、やめてくれない?
Dewey stops singing.
デューイは歌をやめる。
Dewey Finn (デューイ・フィン) (ジャック・ブラック Jack
Black):
Yeah.
ああ。
Rosalie
Mullins (マリンズ校長) (ジョーン・キューザック Joan Cusack):
You know what?
あのね。
I had a… a really nice time.
本当に素敵な時間だったわ。
Dewey Finn(デューイ・フィン)(ジャック・ブラックJack
Black):
Yeah, ditto.
ええ、右に同じです。
ditto 同上, 同断, 同前 右に同じ
Rosalie
Mullins (マリンズ校長) (ジョーン・キューザック Joan Cusack):
You know, this
is the first time
any teacher
has ever asked me
to do anything outside of school.
あのね、先生の方から、学校の外で何かしよう、
なんて言ってくれたのは初めてよ。
Dewey Finn (デューイ・フィン) (ジャック・ブラック Jack
Black):
No way.
まさか。
Rosalie
Mullins (マリンズ校長) (ジョーン・キューザック Joan Cusack):
Yeah, it’s…
it’s true.
いいえ、事実よ。
In six years.
6年間もの間そうだったの。
The thought of
this makes Ms. Mullins sad.
そのことを考えるとマリンズ校長は悲しくなる。
Dewey Finn (デューイ・フィン) (ジャック・ブラック Jack
Black):
Well, you
know,
I think it
might be just one of those things
where people
are a little intimidated.
まあ、そうですね、思うに、みんな少し恐れ多くて、
そうしなかったのかもしれないですね。
intimidate 怖がらせる, 脅す 威圧する
intimidated こわがる、おびえる
Rosalie
Mullins (マリンズ校長) (ジョーン・キューザック Joan Cusack):
Intimidated?
恐れ多いですって。
They hate
me.
彼らは私を憎んでいるのよ。
hate 憎む, ひどく嫌う, 嫌悪する
Dewey Finn (デューイ・フィン) (ジャック・ブラック Jack
Black):
No.
いや、
They don’t.
そんなことはないですよ。
Rosalie
Mullins (マリンズ校長) (ジョーン・キューザック Joan Cusack):
Yes, they do.
いいえ、そうなの。
They sure do.
間違いないわ。
I can see.
私には分かるの。
I wasn’t
always like this, you know.
I wasn’t
always wound this tight.
いつも、こんなにがちがちではなかったのよ。
this tight こんなに堅く、はりつめて
There was a time when I was fun.
楽しい時もあったわ。
I was funny.
私も愉快だったのよ。
I was.
かつてはね。
But you can’t
be funny
and be the, the principal of a prep school.
でも、私立進学校の校長では、愉快に振る舞えないわよ。
No, you
cannot,
because when it comes to their kids, these parents,
they have no sense of humor.
そう、できないわ。というのも、子供たちや両親ときたら
ユーモアのセンスがないもの。
when it comes to ~ときたら
No.
ダメよ。
And if, and if
anything goes wrong,
it’s my head.
All right?
そしてもし、もしも何かうまくいかないと、私の責任になるの。
It’s my head in the smasher.
私の首が飛ぶのよ。
smasher 粉砕するもの, 粉砕機
These parents
will come down on me
like a nuclear bomb.
ここの親たちときたら、核爆弾のように私を責め立てるわ。
come down on 〈人〉を〔…のことで〕しかりつける; 厳しく非難[批判]する
I can’t make a mistake.
失敗は許されない。
I gotta be perfect.
完璧にやらないと。
And that pressure has turned me into
one thing that
I never wanted to be.
そういう訳で、プレッシャーのせいで、
私は望みもしなかったようなヤツになってしまったのよ。
Instead of
speaking,
she mouths her next words.
声を出す代わりに、次の言葉を口だけ動かして言う。
mouth 〈言葉を〉(声に出さずに)口を動かしていう, 口の動きで伝える
Rosalie
Mullins (マリンズ校長) (ジョーン・キューザック Joan Cusack):
(A
bitch)
(いやな女)
Dewey Finn (デューイ・フィン) (ジャック・ブラック Jack
Black):
No.
いや、
You’re not.
そんなことはないですよ。
Rosalie
Mullins (マリンズ校長) (ジョーン・キューザック Joan Cusack):
Y… yes, I am.
そうなのよ。
I am a big one.
しかも大物よ。
Dewey Finn (デューイ・フィン) (ジャック・ブラック Jack
Black):
Well, I don’t
think so.
そうは思わないよ。
I think you’re
pretty cool.
君はとても素敵だよ。
Rosalie
Mullins (マリンズ校長) (ジョーン・キューザック Joan Cusack):
Really?
嘘よ?
No.
違うわ。
Dewey Finn (デューイ・フィン) (ジャック・ブラック Jack
Black):
Yeah.
いや。
You’re way cool.
君はとても素敵だ。
way とても、かなり
Rosalie
Mullins (マリンズ校長) (ジョーン・キューザック Joan Cusack):
Really?
本当?
Classroom 教室
Zack practices guitar
in front of
Eleni and Michelle.
ザックは、エレーニとミシェルの前でギターの練習をしている。
Dewey and
Summer
go over a checklist for the audition.
デューイとサマーは、オーディションのためのチェックリストを調べている。
go over 目を通す、ざっと見る
checklist 照合表, (チェック)リスト
Summer Hathaway (サマー) (ミランダ・コスグローヴ
Miranda Cosgrove):
Okay, drums?
オーケイ、ドラムは?
Dewey Finn (デューイ・フィン) (ジャック・ブラック Jack
Black):
House.
あるよ。
house 兼ね備えている → オーディション会場にセッティングされている
Summer Hathaway (サマー) (ミランダ・コスグローヴ
Miranda Cosgrove):
Keyboards?
キーボードは?
Dewey Finn (デューイ・フィン) (ジャック・ブラック Jack
Black):
House.
あるさ。
Summer Hathaway (サマー) (ミランダ・コスグローヴ
Miranda Cosgrove):
Amps?
アンプは?
Dewey Finn (デューイ・フィン) (ジャック・ブラック Jack
Black):
Mm-hmm.
ある。
Summer Hathaway (サマー) (ミランダ・コスグローヴ
Miranda Cosgrove):
All right.
よし。
Cable?
ケーブルは?
Dewey Finn (デューイ・フィン) (ジャック・ブラック Jack
Black):
Got them.
ある。
Summer Hathaway (サマー) (ミランダ・コスグローヴ
Miranda Cosgrove):
All right.
じゃあ。
Guitar?
ギターは?
Dewey Finn (デューイ・フィン) (ジャック・ブラック Jack
Black):
Yes.
あるよ。
Billy approaches and taps Dewey’s shoulder.
ビリーが近づいてきてデューイの背中をぽんとたたく。
Billy (ビリー) (Brian Falduto)
(Band Stylist):
Mr. S.
S先生。
Dewey Finn (デューイ・フィン) (ジャック・ブラック Jack
Black):
Yeah?
何だ?
Billy is
having a fitting with
a few members
of the band.
ビリーは、バンドのメンバー二人に衣装を着せている。
fitting (仮縫いの)着付け, 仮縫い
Billy (ビリー) (Brian Falduto)
(Band Stylist):
What do you
think?
どう思う?
Dewey Finn (デューイ・フィン) (ジャック・ブラック Jack
Black):
Mmm!
むむ!
Freddy and
Katie are in wild
costumes
and look none to happy about it.
フレディとケイティは派手な衣装を着ており、それが気に入ってないようだ。
Dewey Finn (デューイ・フィン) (ジャック・ブラック Jack
Black):
Uh… I don’t
know.
I... I… They
might be a little distracting.
ああ…わからないな。
俺は、俺が思うに…ちょっと派手すぎないか。
distracting 頭がおかしくなるような
Billy (ビリー) (Brian Falduto)
(Band Stylist):
It’s glitter rock and it’s glam
and it’s fabulous.
ピカピカのロック衣装で、かっこよくて、最高だろ。
glitter きらびやかである, 人目を奪う
glam 《口語》 魅力的な
fabulous 《口語》 すばらしい, すてきな、わくわくする
Dewey Finn (デューイ・フィン) (ジャック・ブラック Jack
Black):
Billy, it’s just not the right style.
ビリー、ちょっと場違いなスタイルだ。
(彼らの音楽スタイルと合致していないということ)
Billy is very offended.
ビリーは、とても気分を悪くする。
offend 〈人を〉怒らせる, 〈人の〉感情をそこなう
Billy (ビリー) (Brian Falduto)
(Band Stylist):
Style?
スタイルだって?
You gonna talk to me about style?
あなたがスタイルについて僕に説教をするの?
You can’t even dress yourself.
自分の服装だって着こなせてないじゃないか。
Look at that bow tie.
その蝶ネクタイったら何だよ。
bow tie 蝶ネクタイ
Dewey Finn (デューイ・フィン) (ジャック・ブラック Jack
Black):
Don’t you be
talking about my bow
tie.
俺の蝶ネクタイの話はするな。
Billy (ビリー) (Brian Falduto)
(Band Stylist):
You know what?
いい?
I give up.
もうあきらめるよ。
They can just
wear their uniforms.
学校の制服でも着たら。
Dewey Finn (デューイ・フィン) (ジャック・ブラック Jack
Black):
That’s not a bad idea.
そいつは、悪くないアイディアだ。
Billy (ビリー) (Brian Falduto)
(Band Stylist):
Not a bad idea?
悪くないだって?
I was kidding.
冗談で言ったんだよ。
Dewey hears
Zack playing a song on his guitar.
デューイはザックがギターで曲を弾いているのに気づく。
Dewey Finn (デューイ・フィン) (ジャック・ブラック Jack
Black):
Excuse me.
ちょっと失礼。
Dewey walks over to Zack.
デューイはザックの方へ歩いていく。
Dewey Finn (デューイ・フィン) (ジャック・ブラック Jack
Black):
Hey, hey.
おい、おい。
Ho! Ha!
ほお、へえー!
What is that?
なんだそいつは?
Zach Mooneyham (ザック) (ジョーイ・ゲイドス・Jr Joey
Gaydos Jr.):
What’s what?
何がなんなの?
Dewey Finn (デューイ・フィン) (ジャック・ブラック Jack
Black):
What are you playing?
何を弾いてる?
Zach Mooneyham (ザック) (ジョーイ・ゲイドス・Jr Joey
Gaydos Jr.):
Just something I wrote.
自分で作った曲だよ。
Dewey Finn(デューイ・フィン)(ジャック・ブラックJack
Black):
You wrote a
song?
お前が作ったんだって?
Well, let’s hear
it.
よし、聞かせてくれ。
Zach Mooneyham (ザック) (ジョーイ・ゲイドス・Jr Joey
Gaydos Jr.):
Nah, it’s not that
good.
ダメ、出来がよくないんだ。
Nah = No
that [通例否定文で] 《口語》 あまり(…でない), そうひどく(…でない)
カート・コバーン
Kurt
Cobain
Dewey Finn (デューイ・フィン) (ジャック・ブラック Jack
Black):
Come on, I
wanna hear it, Kurt
Cobain.
やってみろよ、聞かせてくれよ、カート・コバーン。
Zach Mooneyham (ザック) (ジョーイ・ゲイドス・Jr Joey
Gaydos Jr.):
Okay, but I’m
not much of a singer.
わかったよ、でも歌はダメなんだ。
much of 大した~
Dewey Finn (デューイ・フィン) (ジャック・ブラック Jack
Black):
It’s all right.
構わないさ。
With reluctance, Zack begins to play his song.
しぶしぶザックが自分の曲を演奏し始める。
reluctance 気が進まないこと, 不承不承, 不本意
reluctance with reluctance いやいやながら, 不承不承
Zach Mooneyham (ザック) (ジョーイ・ゲイドス・Jr Joey
Gaydos Jr.):
Baby, we were making straight A’s
ベイビー、俺たちはオールAを取ってたぜ
straight A 全優、オールA
But we were stuck in a dumb daze
でも、ばかげた夢におぼれてたのさ
in a dumb daze 放心状態、ぼんやりした状態
Don’t take much
マジに受け取るな
To memorize your lies
嘘っぱちを鵜呑みにするなんて
Feel like I’ve
been hypnotized
どうやら催眠術にかけられていたようだ
hypnotize 催眠術をかける
Dewey Finn (デューイ・フィン) (ジャック・ブラック Jack
Black):
Wait.
おい。
You wrote that?
お前が書いたのか?
Zack nods his head slightly.
ザックは、頭を少し動かしてうなずく。
Dewey Finn (デューイ・フィン) (ジャック・ブラック Jack
Black):
You wrote
that?
お前が書いたんだな?
Okay.
オーケイ。
That’s it.
よし決まりだ。
You guys, rock ‘n’ roll positions.
みんなロックンロールの配置だ。
Dewey motions the other band member over.
デューイは他のバンド・メンバーに合図を送る。
Zach Mooneyham (ザック) (ジョーイ・ゲイドス・Jr Joey
Gaydos Jr.):
What are you
doing?
何をするんだい?
Dewey Finn(デューイ・フィン)(ジャック・ブラックJack
Black):
What am I
doing?
何をするかって?
We’re gonna learn
your song.
お前の曲を練習するのさ。
Zach Mooneyham (ザック) (ジョーイ・ゲイドス・Jr Joey
Gaydos Jr.):
But why?
でもなぜ?
Dewey Finn (デューイ・フィン) (ジャック・ブラック Jack
Black):
Because that’s
what bands do, man.
それがバンドだ。
Play each other’s songs.
互いの曲を演奏しあうのさ。
You got lyrics?
歌詞は?
Zack nods his head.
ザックはうなずく。
Dewey Finn(デューイ・フィン)(ジャック・ブラックJack
Black):
Hook me up.
見せてみろ。
Hook me up. 是非紹介してよ。
Zack takes out
a crumpled piece of paper
and hands it to Dewey.
ザックは、しわくちゃの紙を取り出し、デューイに手渡す。
crumple しわくちゃにする もみくちゃにする
crumpled しわくちゃになった
hand it to ~に提出する
Dewey opens
and reads the piece of
paper.
デューイはその紙を広げて読む。
Dewey Finn (デューイ・フィン) (ジャック・ブラック Jack
Black):
No more secret songs.
もう秘密の曲はなしだ。
All right,
Lawrence, no more reading.
よし、ローレンス、読書は終わりだ。
Time for rock.
ロックの時間だぜ。
Dewey gets his
guitar
as the other
band members take up their
positions.
デューイは自分のギターを手に取り、他のメンバーは配置に着いた。
Dewey Finn (デューイ・フィン) (ジャック・ブラック Jack
Black):
Get on the
drum.
ドラムいくぞ。
Bass it up.
ベース大きく。
What was that first chord?
最初のコードは何だ?
Zach Mooneyham (ザック) (ジョーイ・ゲイドス・Jr Joey
Gaydos Jr.):
D.
Dだよ。
Dewey Finn(デューイ・フィン)(ジャック・ブラックJack
Black):
Play it.
弾いてくれ。
The band
members learn Zack’s song.
バンドのメンバーはザックの曲を練習する。
Zach Mooneyham (ザック) (ジョーイ・ゲイドス・Jr Joey
Gaydos Jr.):
D…
D…
Dewey Finn (デューイ・フィン) (ジャック・ブラック Jack
Black):
Mm-hmm.
はい、はい。
Zach Mooneyham (ザック) (ジョーイ・ゲイドス・Jr Joey
Gaydos Jr.):
C…
C…
Dewey Finn (デューイ・フィン) (ジャック・ブラック Jack
Black):
Mm-hmm.
うん、うん。
Zach Mooneyham (ザック) (ジョーイ・ゲイドス・Jr Joey
Gaydos Jr.):
G…
G…
Dewey Finn(デューイ・フィン)(ジャック・ブラックJack
Black):
Mm-hmm.
うん、うん。
Zach Mooneyham (ザック) (ジョーイ・ゲイドス・Jr Joey
Gaydos Jr.):
C…
C…
Dewey Finn (デューイ・フィン) (ジャック・ブラック Jack
Black):
Mm-hmm.
うん、うん。
Zach Mooneyham (ザック) (ジョーイ・ゲイドス・Jr Joey
Gaydos Jr.):
Baby, we were making straight A’s
ベイビー、俺たちはオールAを取ってたぜ
Dewey Finn (デューイ・フィン) (ジャック・ブラック Jack
Black):
Yeah. Yeah.
ヤー。ヤー。
Zach Mooneyham (ザック) (ジョーイ・ゲイドス・Jr Joey
Gaydos Jr.):
But we were stuck in a dumb daze
でも、ばかげた夢におぼれてたのさ
Dewey Finn (デューイ・フィン) (ジャック・ブラック Jack
Black):
Mm-hmm.
うん、うん。
Zach Mooneyham (ザック) (ジョーイ・ゲイドス・Jr Joey
Gaydos Jr.):
Don’t take much
マジに受け取るな
To memorize your lies
嘘っぱちを鵜呑みにするなんて
Classroom 教室
The band rocks out.
バンドはロックを続ける。
Dewey & Zach (デューイとザック):
And if you
wanna be the teacher’s pet
そして、もし、お前が先生のお気に入りになりたきゃ
Baby, you just better forget it
ベイビー、そんなことは忘れちまいな
Zach Mooneyham (ザック) (ジョーイ・ゲイドス・Jr Joey
Gaydos Jr.):
Rock is the reason
ロックが理由さ
Rock is the rhyme
ロックには韻がある
Dewey interrupts the playing.
デューイは演奏をやめる。
Dewey Finn (デューイ・フィン) (ジャック・ブラック Jack
Black):
You know what’d be better though?
えっと、どうすればいいかな?
You know what’d be better?
どうすればよくなるかな?
“Rock got no reason, Rock got no rhyme”.
「ロックに理由はなかった、ロックに韻はなかった」
You know?
どうだ?
Could we try
that?
これでやってみよう。
Also, we need some like “ooh la-las”,
so like: Ooh la-la-la Ooh la-la-la.
それから、「ウー、ララ」がいるな。
こんな風にだ、ウー、ラララ、ウー、ラララ。
Try that at
the chorus.
コーラスやってみてくれ。
Okay, could we
take it from the chorus?
オーケイ、コーラスのところからだ。
The band goes back to playing.
バンドはまた演奏をする。
Zach Mooneyham (ザック) (ジョーイ・ゲイドス・Jr Joey
Gaydos Jr.):
And if you
wanna be the teacher’s pet
そして、もし、お前が先生のお気に入りになりたきゃ
Baby, you just better forget it
ベイビー、そんなことは忘れちまいな
Rock got no reason
ロックに理由はなかった
Rock got no rhyme
ロックに韻はなかった
You’d better
get me to school on time
俺を学校に遅刻させない方がいいぜ
And if you
wanna be the teacher’s pet
そして、もし、お前が先生のお気に入りになりたきゃ
Baby, you just better forget it
ベイビー、そんなことは忘れちまいな
Rock got no reason
ロックに理由はなかった
Rock got no
rhyme
ロックに韻はなかった
Dewey is very impressed.
デューイは、非常に感心する。
Dewey Finn(デューイ・フィン)(ジャック・ブラックJack
Black):
Yeah.
ヤー。
Zach Mooneyham (ザック) (ジョーイ・ゲイドス・Jr Joey
Gaydos Jr.):
You better get
me to school on time
俺に会いに学校に遅れずに来い
Dewey imitates guitar playing.
デューイは、ソロギターを弾くふりをする。
Dewey Finn (デューイ・フィン) (ジャック・ブラック Jack
Black):
I’m gonna take a solo there,
if it’s cool
with you.
もし、お前さえよければ、俺はここでソロを弾きたいんだが。
take a solo 独奏する
Zach Mooneyham (ザック) (ジョーイ・ゲイドス・Jr Joey
Gaydos Jr.):
All right.
いいよ。
Dewey Finn (デューイ・フィン) (ジャック・ブラック Jack
Black):
And then you can solo later.
そして、その後がお前のソロだ。
Zach Mooneyham (ザック) (ジョーイ・ゲイドス・Jr Joey
Gaydos Jr.):
Okay.
オーケイ。
Dewey Finn (デューイ・フィン) (ジャック・ブラック Jack
Black):
But let me just rock a solo there,
I can feel it.
でも、そこのソロはやらせてくれ、感じるものがあるんだ。
Dewey imitates his solo.
デューイは、ソロをやるふりをする。
Classroom 教室
Dewey addresses the class.
デューイはクラスの生徒たちに話しかける。
Dewey Finn (デューイ・フィン) (ジャック・ブラック Jack
Black):
All right.
よろしい。
Tomorrow’s the big day, so get your rest.
明日は大切な日だから、体を休めとけ。
big day 重要な日、大切な日
No late night parties, drinking tequila
and trying to get lucky.
深夜のパーティーも、テキーラを飲むのもやめとけ、
幸運をつかめるようにしろ。
tequila テキーラ
get lucky 幸運をつかむ
The kids are lined up before Dewey.
子供たちは、デューイの前に並ぶ。
Dewey Finn (デューイ・フィン) (ジャック・ブラック Jack
Black):
Chances like
this
do not come around every day.
こんなチャンスは毎日やってくるものじゃない。
Now, you’ve played hard in here, people,
and I am proud of every last stinking one of you.
今まで、お前たちは、ここで頑張ってきた。
お前たち一人一人の活躍全てを誇りに思うぞ。
So let’s just
give this everything we got.
だから、やり遂げたものを見せてやろうぜ。
We may fall on our faces,
but if we do,
we will fall with dignity!
困難に直面するかもしれないが、
そうなれば威厳を持って立ち向かおう!
with dignity 威厳をこめて, 厳然として; 重々しく
With a guitar
in our hands
and rock in our hearts!
ギターを手に、ロックを心に!
AC/DC (エーシー・ディーシー) AC/DC
イッツ・ア・ロング・ウェイ・トゥ・ザ・トップ It’s a Long Way to the Top
And in the words of AC/DC:
AC/DCの歌詞にこんなのがあるぜ、
“We roll
tonight to the guitar bite,
and for those
about to rock… I salute you.”
「今夜は、ギターが噛み付くまで動き回れ、
ロックをやれ… お前たちに敬礼」
salute 〈上官・軍旗などに〉敬礼する
He salutes the kids
and they salute him back.
彼は子供たちに敬礼し、彼らも敬礼してみせる。
Hallway 廊下
Dewey catches up to Ms. Mullins.
デューイはマリンズ校長に追いつく。
catch up to ~に追いつく
Dewey Finn (デューイ・フィン) (ジャック・ブラック Jack
Black):
Ros, excuse
me,
just wanted to
remind you
about our
little field trip tomorrow.
ローズ、ちょっと失礼、明日の校外学習について確認しておこうと思って。
remind 思い出させる
Rosalie
Mullins (マリンズ校長) (ジョーン・キューザック Joan Cusack):
What field trip?
何の校外学習かしら?
Dewey Finn (デューイ・フィン) (ジャック・ブラック Jack
Black):
The educational concert we were talking about.
この間話した教育的なコンサートですよ。
Rosalie
Mullins (マリンズ校長) (ジョーン・キューザック Joan Cusack):
Oh, I forgot about that.
あら、忘れていたわ。
I don’t know, you know,
school policy is very difficult
to get around in this
situation.
分からないわ、あのね、現状では
学校の方針で子供を連れ出すのは、とても難しいの。
get around あちこち出かける
Dewey Finn (デューイ・フィン) (ジャック・ブラック Jack
Black):
But you said,
remember you said,
we could make an exception,
and the kids
are all excited about
hearing some Mozart.
でも、君が言った、覚えてますよね。
例外もありえるって、
だから子供たちは、モーツァルトの曲を楽しみにしているんです。
Rosalie
Mullins (マリンズ校長) (ジョーン・キューザック Joan Cusack):
I know, but
the preparations,
there’s not enough time.
分かってるわ、でも準備がいるの、時間が十分でないわ。
preparation 準備(すること)
I don’t know
anything about it.
それについて何も知らないし。
Where is it?
場所はどこなの?
Dewey Finn (デューイ・フィン) (ジャック・ブラック Jack
Black):
Well, I’ve got it all covered.
えっと、僕が全て準備したんです。
What’s going on,
are you mad
at me or something?
どうしたんですか、僕の事とか、何かで頭にでもきているのですか?
Rosalie
Mullins (マリンズ校長) (ジョーン・キューザック Joan Cusack):
No, no, Ned.
いいえ、違うわネッド。
I’m sorry.
ごめんなさい。
I’m just a
little stressed out
because it’s Parents’ Night tonight.
少しストレスで、まいっているの、だって今晩、「夜の保護者会」があるでしょ。
be stressed out ストレスでまいっている、イライラしている
Dewey Finn (デューイ・フィン) (ジャック・ブラック Jack
Black):
Hey, it’s all
gonna be fine.
ああ、それなら全く大丈夫ですよ。
Ms. Mullins softens.
マリンズ校長の口調が柔らかくなる。
Rosalie
Mullins (マリンズ校長) (ジョーン・キューザック Joan Cusack):
Ned, would you
mind
coming with me
tonight to Parents’ Night?
ネッド、今晩の「夜の保護者会」に一緒に出てくれない?
It wouldn’t be
a date or anything like that.
デートとか、そういうのではないから。
It’s just
that, you know,
I get nervous around the parents,
and there’s
something about you
that makes me feel a little more relaxed.
ただ、あのね、私、保護者と向き合うと緊張するの、
それで、あなたがいてくれたら少し落ち着くのよ。
get nervous 緊張する
Dewey Finn (デューイ・フィン) (ジャック・ブラック Jack
Black):
You know what,
that sounds so great,
Ros, but uh…
あのう、それはいい話ですけど、ローズ、でも…
Rosalie
Mullins (マリンズ校長) (ジョーン・キューザック Joan Cusack):
But what?
でも何?
Dewey Finn (デューイ・フィン) (ジャック・ブラック Jack
Black):
I wasn’t planning on going tonight.
今晩は、出かける予定じゃなかったんです。
Rosalie
Mullins (マリンズ校長) (ジョーン・キューザック Joan Cusack):
But you have to come.
でも、あなたは来なくてはいけないわ。
You’re their teacher.
あなたは彼らの先生ですから。
You have to give the presentation.
あなたが報告をしなくてはいけないのよ。
Dewey Finn (デューイ・フィン) (ジャック・ブラック Jack
Black):
Oh, yeah,
yeah.
ああ、そうだ、そうだ。
No, I, I got you.
ええ、分かりました。
I got you. 分かりました。
I’m ready for that.
その準備はできていますよ。
Rosalie
Mullins (マリンズ校長) (ジョーン・キューザック Joan Cusack):
So we’ll go together?
だったら、一緒に行けるわね。
Okay.
オーケイ、
Uh, why don’t
you pick me up
at, say,
six forty.
じゃあ私を迎えに来てね、そうね6時40分に。
Dewey Finn (デューイ・フィン) (ジャック・ブラック Jack
Black):
Done.
了解。
Done. 了解、決まり
Rosalie
Mullins (マリンズ校長) (ジョーン・キューザック Joan Cusack):
Okay.
よかった。
Dewey Finn (デューイ・フィン) (ジャック・ブラック Jack
Black):
All right.
まかせて。
Ms. Mullins walks off.
マリンズ校長は歩いて立ち去る。