ブログ紹介

最新の投稿写真からご覧いただきたいので、画面右側の自己紹介欄の上にある「ホーム」をクリックしてください。閲覧ページの一番下までスクロールした後は(ノートで2、3ページ換算の空白あり)「前の投稿」をクリックして、過去の投稿写真をご覧ください。
または、このブログを検索で、索引(さくいん)indexを検索し、興味のある項目を検索してください。

2024年11月19日火曜日

スクール・オブ・ロック

School of Rock (ロックの学校)

1章 社会への奉仕 

Chapter 1 Serving Society

 

スクール・オブ・ロック School of Rock (ロックの学校(がっこう)

2003年(平成15年) 1時間50分 110

監督Directed by リチャード・リンクレイター Richard Linklater

脚本Screenplay by マイク・ホワイト Mike White

音楽Music by クレイグ・ウェドレン Craig Wedren

 

スクール・オブ・ロック School of Rock (ロックの学校(がっこう)

 

 

ジャズ・クラブ Jazz club

 

 

公演巡業バス Pop Star Tour Bus Friends 2015年(平成27年)


公演巡業バス Pop Star Tour Bus Friends 2015年(平成27年)


ビートルズ The Beatles

ア・ハード・デイズ・ナイト A Hard Day's Night


ビートルズ The Beatles

「ビートルズ物語?」の挿絵より模倣 中学二年生時?


ビートルズ The Beatles

ヘルプ! Help!


ローリング・ストーンズ The Rolling Stones

悪魔を憐れむ歌 Sympathy for the Devil


アニマルズ The Animals

朝日のあたる家 The House of the Rising Sun


ザ・ビーチ・ボーイズ The Beach Boys

サーフィン・U.S.A. Surfin' U.S.A.



School of Rock (ロックの学校(がっこう)

1章 社会(しゃかい)への奉仕(ほうし) 

Chapter 1 Serving Society

 

 


Club クラブ

A local band, No Vacancy, performs at a club.

地元(じもと)のバンドノー・ヴェイカンシークラブ演奏(えんそう)している

No Vacancy 空き部屋なし

vacancy (ホテルなどの)空き部屋, 空室

Theo, the lead singer, loudly serenades the audience.

リード・ボーカルのセオは、観客(かんきゃく)声高(こえだか)セレナーデを(うた)

serenade 甘美な恋歌を歌う(演奏する)こと。セレナーデを歌う[奏する]

 

Theo (セオ) (アダム・パスカル Adam Pascal):

Never thought that I’d be fighting you

お前と戦うことになるなんて思ってもみなかったのに

 

 


But you stole my heart  

お前は俺のハートを盗みやがった

You cheated and lied  

お前はズルくて嘘つきで

 


You weren’t in my corner  

俺のコーナーにいやしなかった

You weren’t on my side  

俺サイドにいやしなかった

 

 


The gloves are off  

対戦の準備はできてる

You hit below the belt  

お前は反則したんだ

 


Now it’s time-out, baby  

さあタイム・アウトだ、ベイビー

And they’ve rung the bell  

ゴングは鳴ってしまった

 


I’m not a fighter  

俺は戦うつもりはない

I’m a lover  

愛してるのに

 

 


But if you run  

お前が逃げるなら

Then run for cover  

その時は隠れ家を求めて走るんだ

 

 


Fight for your love  

愛をかけて戦うんだ

Yeah  

そうさ

 

 



Sticking out among the other band members is

a beer-bellied, disheveled guitarist, Dewey Finn.

(ほか)バンド・メンバーより目立(めだ)っているのは、

ビール(ばら)だらしない格好(かっこう)のギタリスト、デューイ・フィン。

stick out 目立つ, 明瞭である

beer-bellied ビール腹の

disheveled だらしない格好の

He tells the sound technician

to turn up the sound on his guitar.

(かれ)音響(おんきょう)技術者(ぎじゅつしゃ)自分(じぶん)のギターのボリュームを()げるように()う。

turn up 音量を上げる

 

Dewey Finn デューイ・フィン (ジャック・ブラック Jack Black):

I can’t hear. 

()こえねえよ。

 

 



Theo (セオ) (アダム・パスカル Adam Pascal):

When it’s round two, girl  

2ラウンドには

 

Dewey Finn デューイ・フィン (ジャック・ブラック Jack Black):

Turn… turn this up. 

こいつのボリュームを()げろ。 

 

 


Now! 

すぐに! 

Good. 

よし。



Theo (セオ) (アダム・パスカル Adam Pascal):

I get a knockout punch  

俺はノックアウト・パンチをくらうよ

With this heartfelt song  

この心からの歌で

 

 


Dewey sings backup for Theo.

デューイはセオのバック・コーラスとして(うた)う。

 

 


Theo (セオ) (アダム・パスカル Adam Pascal):

I know when I count you  

俺には分かっているのさ

Down from ten  

10カウントするとき

 

 


I’ll find you  

お前はまた愛にあふれた俺の腕に

In my loving arms again  

抱かれることになるのさ

 

 


Theo & Dewey (セオとデューイ):

The gloves are off  

対戦の準備はできてる

You hit below the belt  

お前は反則したんだ

 

 


Now it’s time-out, baby  

さあタイム・アウトだ、ベイビー

And they’ve rung the bell  

ゴングは鳴ってしまった

 

 


Theo (セオ) (アダム・パスカル Adam Pascal):

I’m not a fighter  

俺は戦うつもりはない

I’m a lover  

愛してるのに

But if you run  

お前が逃げるなら

Then run for cover  

その時は隠れ家を求めて走るんだ

Fight for your love  

愛をかけて戦うんだ

Yeah  

そうさ

 

 



Dewey plays a guitar solo. 

デューイは、ギター・ソロを()

Theo shoots an exasperated look

at Neil and Doug, the other band members.

セオは、(ほか)バンド・メンバーのニールとダグに苛立(いらだ)った視線(しせん)()ける

exasperate 〈人を〉怒らせる, 憤激させる

shoot an exasperated look 苛立った視線を向ける

 

 


A bored audience member is text messaging his friend,

These guys suck. Leave?

聴衆(ちょうしゅう)一人(ひとり)うんざりして友人(ゆうじん)

こいつらムカつく、()るか?」という文字(もじ)メーセージを(つた)える

 

 


Theo (セオ) (アダム・パスカル Adam Pascal):

I’m not a fighter  

俺は戦うつもりはない

I’m a lover  

愛してるのに

But if you run  

お前が逃げるなら

Then run for cover  

その時は隠れ家を求めて走るんだ

Fight for your love  

愛をかけて戦うんだ

Yeah  

そうさ

 

 


Dewey dives from the stage into the crowd.

デューイは、ステージ(じょう)から、観客(かんきゃく)(なか)()()

 

 


He lands face first on the floor,

no one bothering to catch him.

(だれ)わざわざ()()めたりしないため、(かれ)(ゆか)顔面(がんめん)から()ちる

land face first on the floor 「顔が最初に床に着地する」  「顔から床に突っ込む」

bother to わざわざ~する

 

 


Dewey Finn デューイ・フィン (ジャック・ブラック Jack Black):

Whoa, nobody caught me. 

ウワォ、(だれ)()()やしねえ。

That was lame. 

ダッセーな。

lame ダサイ、野暮

 


Man 1(男性1):

I don’t think he’s moving. 

(うご)いてないぞ。

Let’s cruise. 

()こうぜ。

cruise 行く

 




Dewey’s Bedroom デューイの寝室(しんしつ)

Dewey snores. 

デューイはいびきをかいている

snore いびきをかく

 

Dewey’s Apartment  デューイのアパート

Dewey’s roommate, Ned Schneebly,

and Ned’s girlfriend, Patty,

stand outside Dewey’s Bedroom

preparing for confrontation.

デューイのルームメイトであるネッド・シュニーブリーと、

ネッドのガールフレンドのパティが、

対決(たいけつ)覚悟(かくご)でデューイの寝室(しんしつ)(そと)()っている。

confrontation 対決

 

 


Patty de Marco パティ (サラ・シルヴァーマン Sarah Silverman):

He is a lazy freeloader,

and it’s time for all this dysfunction to stop.

(かれ)(なま)(もの)居候(いそうろう)なんだから、

この異常(いじょう)状況(じょうきょう)を、すっかりおしまいにする(とき)なのよ。

freeloader 居候

dysfunction 機能障害

デューイとの同居で様々な不都合が生じていることを指している。

 

 


Ned Schneebly (ネッド・シュニーブリー) (マイク・ホワイト Mike White):

Okay, but, yeah, can’t we just do this later?

分かったよ、でもさぁ、ちょっと後回(あとまわ)しにできないかな

I mean, you know how he gets in the morning.

つまりさあいつが(あさ)どんな状態(じょうたい)かってことは(きみ)だって()ってるだろ。

 

 


Patty de Marco パティ (サラ・シルヴァーマン Sarah Silverman):

Ned, aren’t you tired of

letting people push you around?

ネッド、ナメられるのにはうんざりしたんじゃなかったの?

be tired of ~に飽きる

push…around ~をあごで使う

 

Ned Schneebly (ネッド・シュニーブリー) (マイク・ホワイト Mike White):

Yes. 

そうだけど。

 

Patty de Marco パティ (サラ・シルヴァーマン Sarah Silverman):

Then get in there and do it. 

じゃあ(なか)(はい)って()ってやんなさいよ。

 

Patty draws the curtain back

to reveal Dewey’s Bedroom.

パティがカーテンを()(はな)と、デューイの寝室(しんしつ)(あらわ)れる

 

Dewey’s Bedroom デューイの寝室(しんしつ)

Dewey sleeps. 

デューイは(ねむ)っている。

His room is a disaster. 

(かれ)部屋(へや)()らかっている。

He wakes with a start. 

(かれ)ハッとして()()ます。

with a start 驚いて、ハッとして

 

 


Dewey Finn デューイ・フィン (ジャック・ブラック Jack Black):

Oh. What? What is it? 

おい、(なに)? (なん)なんだよ?

 

 


Ned Schneebly (ネッド・シュニーブリー) (マイク・ホワイト Mike White):

Dewey, hey, it’s the first of the month, and uh,

I would like your share of the rent now, please.

デューイ、あの、月初(つきはじ)だから、その、(きみ)(ぶん)家賃(やちん)(いま)もらいたいんだけど。

share 分担

rent 家賃

 


Dewey Finn デューイ・フィン (ジャック・ブラック Jack Black):

Oh, man, you know I don’t have it.

(おれ)がそんなもん()ってないことくらい、(まえ)()かってるだろ。

man (俗語)お前、あんた

You wake me up for that? 

そんなことで(おれ)()こすのか?

Come on, man! 

いい加減(かげん)にしろ!

 

Ned Schneebly (ネッド・シュニーブリー) (マイク・ホワイト Mike White):

Yeah, sorry. 

ああ、すまない

 

Dewey flops back to bed.  

デューイはまたベッドにどさっと(たお)()

flop ばったり[どさりと]倒れる; ごろりと横になる

Ned turns to Patty,

who is unsatisfied with his efforts.

ネッドはパティ(ほう)()が、彼女(かのじょ)はこの結果(けっか)には不満(ふまん)なようである。

effort 努力の結果

She eggs him on. 

彼女は彼をけしかける

egg… on ~を煽動する

 

 


Ned Schneebly (ネッド・シュニーブリー) (マイク・ホワイト Mike White):

Dewey! 

デューイ! 

I mean, you owe me a lot of money as it is.

(きみ)(いま)(ぼく)多額(たがく)借金(しゃっきん)があるんだよ

I mean つまり

you owe me a lot of money 君は僕にたくさんの借りがある

as it is 現状で(も), 今のままでも(すでに)

 

 


Patty de Marco パティ (サラ・シルヴァーマン Sarah Silverman):

Yeah, try twenty-two hundred dollars. 

そうよ。実際(じっさい)2,200ドルもあるのよ。

 

 


Dewey Finn デューイ・フィン (ジャック・ブラック Jack Black):

Okay, you guys,

the band is about to hit it big time.

いいか、お(まえ)ら、バンド(いま)まさに大当(おおあ)たりしようってとこなんだ。

hit it big 大当たりする

big time ひじょうに、大いに

We’re gonna win Battle of the Bands. 

(おれ)たちはバンド・バトル優勝(ゆうしょう)するんだぜ。

And when I’m rolling in the Benjamins,

I will throw you and your dog a bone.

100ドル(さつ)()(あま)ようになったら、

(まえ)とそのブス(ほね)1(ぽん)くれてやらあ。

roll in たくさん入る

dog (俗語)ブス

Good night. おやすみ。

 

 


Patty de Marco パティ (サラ・シルヴァーマン Sarah Silverman):

Oh, give it up! 

ちょっと、いい加減(かげん)あきらめなさいよ

Your band has never made two cents.

あんたのバンドなんて2セントだって(かせ)いだことがないくせに。

 

Ned Schneebly (ネッド・シュニーブリー) (マイク・ホワイト Mike White):

Patty, come on, I’m on this. 

パティ、よしなよ、(ぼく)がやることだから。

I’m on this 私がやることだ

 

Patty de Marco パティ (サラ・シルヴァーマン Sarah Silverman):

Oh, you’re on this? 

あなたがやることですって? 

You’re on this?

あなたがやるのね?

He’s walking all over you. 

(かれ)はあなたのことをすっかりあしらってるじゃない。

walk over (人)を踏みつけにする、尻に敷く、いいようにあしらう

 

Dewey Finn デューイ・フィン (ジャック・ブラック Jack Black):

Mommy, could we please talk about this later?

ママー、このお(はなし)(あと)にしてくれないかなあ?

 

 


Patty de Marco パティ (サラ・シルヴァーマン Sarah Silverman):

Uh, no, we can’t talk about it later

because Ned and I have to go to work.

(なに)()ってるのよ、後回(あとまわ)しになんかできないわ。

だってネッドと(わたし)仕事(しごと)()かなくちゃならないのよ。

We have jobs. 

私たちは仕事(しごと)をしてるの。

We contribute to society. 

社会(しゃかい)貢献(こうけん)してるの。

All right? 

()かるかしら?

 

 


I am an assistant to the mayor of the city. 

(わたし)市長(しちょう)アシスタントなの。

Hello!

いいこと!

 

Dewey Finn デューイ・フィン (ジャック・ブラック Jack Black):

What? 

(なん)だって? 

Can you get her out of here, please? 

コイツを()(ぱら)ってくれないか? 

Why? 

なぜだ? 

Why her?

なぜコイツなんだ?

 

Patty de Marco パティ (サラ・シルヴァーマン Sarah Silverman):

And Ned has the most important job there is.

ネッドも一番(いちばん)重要(じゅうよう)仕事(しごと)をしているのよ。

 

Dewey Finn デューイ・フィン (ジャック・ブラック Jack Black):

Temping? 

派遣(はけん)が?

temping 派遣社員

 

Ned Schneebly (ネッド・シュニーブリー) (マイク・ホワイト Mike White):

Dewey, a substitute teacher is not a temp.

デューイ、代用(だいよう)教員(きょういん)派遣(はけん)じゃないよ。

substitute teacher 代用教員

temp 《口語》 臨時雇い

 

Dewey Finn デューイ・フィン (ジャック・ブラック Jack Black):

He’s a babysitter. 

ヤツはベビー・シッターさ。

baby-sitter ベビー・シッター、留守番子守

 

Ned Schneebly (ネッド・シュニーブリー) (マイク・ホワイト Mike White):

Oh, yeah. 

ああ、そうかい。

You think it’s so easy?

(らく)仕事(しごと)だって(おも)ってるんだろう?

Well, I’d like to see you try. 

まあ、(きみ)がやってるところを()てみたいね。

You wouldn’t last one day. 

一日(いちにち)()たないさ。

 

 


Dewey Finn デューイ・フィン (ジャック・ブラック Jack Black):

Dude, I service society by rocking. 

(まえ)(おれ)ロック社会(しゃかい)貢献(こうけん)してるんだぜ。

Okay?

いいか?

dude あんた、おまえ

I’m out there on the front lines

liberating people with my music.

戦地(せんち)前線(ぜんせん)(おれ)音楽(おんがく)人々(ひとびと)(かい)(ほう)してるんだ。

 

 


 Rockin’ ain’t no walk in the park, lady.

ロックもラクじゃないんだぜ、お(じょう)さん。

no walk in the park (公園を歩くように)楽ではない

 

 


Patty de Marco パティ (サラ・シルヴァーマン Sarah Silverman):

All right, this is useless, all right?

分かったわ。こんなことしてても無駄(むだ)ね、でしょう?

You tell him that

if he doesn’t come up with the rent

by the end of the week,

he’s out of here.

今週(こんしゅう)(まつ)までに家賃(やちん)工面(くめん)できないんだったら

ここから()()きなさいって(かれ)()ってよ。

come up with ~を工面する、用意する

 

 


Ned Schneebly (ネッド・シュニーブリー) (マイク・ホワイト Mike White):

Dewey, I…I’m not paying your share of the rent,

so…I don’t know, I mean, maybe

you should sell one of your guitars or something.

デューイ、(ぼく)はさ(きみ)(ぶん)家賃(やちん)まで(はら)つもりはないよ、

だからさよく()かんないけど、

その、ギター一本(いっぽん)(なに)でも()るべきじゃないかな。

 

 


Dewey Finn デューイ・フィン (ジャック・ブラック Jack Black):

What? 

(なん)だって? 

Would you tell Picasso to sell his guitars?

ピカソギターを()ってのか?

 

 


 Patty de Marco パティ (サラ・シルヴァーマン Sarah Silverman):

Oh, my God. 

(なん)てことなの。

He’s an idiot.

この(ひと)(あたま)がおかしいわ。

 

Patty storms out. 

パティは(おこ)ってそこから()()

storm out 怒って飛び出す

Ned turns melancholy. 

ネッドは憂鬱(ゆううつ)になる

 

 


Dewey Finn デューイ・フィン (ジャック・ブラック Jack Black):

Dude, I’ve been mooching off you for years,

and it’s never been a problem until she showed up.

おい、(おれ)(なが)いことお(まえ)たかってきたけど、

あの(おんな)(あらわ)れるまで、こんなこと(なん)問題(もんだい)にもならなかったんだ。

mooch 

mooch off ~にたかる、ねだる

show up 現れる

Just dump her, man. あんな(おんな)()っちまえよ、お(まえ)

dump 捨てる

 

 


Ned Schneebly (ネッド・シュニーブリー) (マイク・ホワイト Mike White):

Yeah, well, if you don’t come up with some money,

she’ gonna dump me.

ああ、そうだ。(きみ)いくらかでもお(かね)工面(くめん)できなかったら、

彼女(かのじょ)(ぼく)()だろうね。

She’s fed up. 

彼女(かのじょ)うんざりしてるんだ。

be fed up うんざりしている

 

 


Dewey Finn デューイ・フィン (ジャック・ブラック Jack Black):

Really? 

ほんとか? 

Because that would be a good thing. 

そりゃありがたいってもんだ。

She’s a nightmare.

あの(おんな)悪夢(あくむ)だからな。

 

 


Ned Schneebly (ネッド・シュニーブリー) (マイク・ホワイト Mike White):

Come on. 

(たの)むよ。

I may never have another girlfriend.

(ぼく)彼女(かのじょ)以外(いがい)(おんな)()とは一生付(いっしょうつ)()えないかもしれないんだ。

I mean, just come on. 

っていうか、ほんと(たの)むよ。

Come up with some money, please. 

いくらかお(かね)工面(くめん)してくれよ(たの)むよ、

Please.

(ねが)いだからさ。

 

 


 Dewey Finn デューイ・フィン (ジャック・ブラック Jack Black):

Okay. 

()かった。

For you. 

(まえ)のためにな。

Not for her, man. 

彼女(かのじょ)のためじゃないぞ。

For you. 

(まえ)のためだ。

 

Ned Schneebly (ネッド・シュニーブリー) (マイク・ホワイト Mike White):

Thank you. 

ありがとう。

 

 

 

 


Rehearsal Space 練習場(れんしゅうじょう)

Theo and the rest of No Vacancy are already practicing

when Dewey enters.

デューイが(なか)に入ると、

セオと(のこ)りのノー・ヴェイカンシーのメンバーがすでに練習(れんしゅう)をしている。

 

 


 Theo (セオ) (アダム・パスカル Adam Pascal):

Heal me  

(いや)しておくれ

I’m heartsick  

(おれ)悲嘆(ひたん)にくれてる

D minor.  

Dマイナー

I’m hungry  

(おれ)()えてるんだ

And A minor, G, on you  

そしてAマイナー、G、お(まえ)

 

Dewey Finn デューイ・フィン (ジャック・ブラック Jack Black):

Hey. 

よお。

 

Theo (セオ) (アダム・パスカル Adam Pascal):

Heal, my heart  

(おれ)ハートを(いや)しておくれ

 

 


Dewey Finn デューイ・フィン (ジャック・ブラック Jack Black):

Hey! 

よう!

What’s up? 

どうしたんだ?

Is that a new song? 

新曲(しんきょく)か?

Who’s this guy?

コイツ(だれ)だ?

 

The band stops playing.  

バンドは演奏(えんそう)をやめる

 

 


Theo (セオ) (アダム・パスカル Adam Pascal):

Dewey, we’re taking the Battle of the Bands

seriously this year.

デューイ、今年(ことし)バンド・バトル真剣(しんけん)()()むつもりなんだ。

 

 


Dewey Finn デューイ・フィン (ジャック・ブラック Jack Black):

Good, ‘cause I need the money. 

そりゃいい、俺はその(かね)がいるからな。

Now, listen. 

なあ、いいか。

My feeling is if we’re gonna win this thing,

we gotta actually start playing some music.

(おれ)(おも)うに、もし(おれ)たちがそいつで優勝(ゆうしょう)したら、

マジにいっぱしの音楽(おんがく)をやり(はじ)めなくちゃな。

 

 


Theo (セオ) (アダム・パスカル Adam Pascal):

I agree. 

賛成(さんせい)

You’re fired. 

(まえ)はクビだ。

 

 


Dewey Finn デューイ・フィン (ジャック・ブラック Jack Black):

And your lyrics,

now don’t take this wrong way,

Theo, are lame.

それで、ほら、(おも)(ちが)をして()しくないんだが、

セオ、お(まえ)の作った歌詞(かし)ダサい

lyrics 歌詞

lame

But I’ve been sitting on some awesome material, so…

だが(おれ)スッゴイ素材(そざい)(いま)まで()せておいた。だから

sit on 公表しないでおく、伏せておく

awesome 《米俗》 印象的な, すばらしい

 

 


Theo (セオ) (アダム・パスカル Adam Pascal):

Dewey, did you hear what I said? 

デューイ、(おれ)()ったことが()こえたか

We voted. 

投票(とうひょう)したんだ。

You’re out. 

(まえ)追放(ついほう)だ。

 

Theo nods toward Spider,

a guitarist covered in tattoos.

セオは刺青(いれずみ)(おお)われたギタリスト、スパイダーの(ほう)()(うなず)

tattoo 入れ墨, 彫り物

 

 


Theo (セオ) (アダム・パスカル Adam Pascal):

This is Spider. 

こいつはスパイダー。

He’s replacing you. 

(まえ)後釜(あとがま)だ。

 

 


Spider (スパイダー) Lucas Babin):

What’s up, dog? 

()(いぬ)(くん)元気(げんき)

dog 負け犬

 

Dewey looks at his other bandmates.  

デューイは、(ほか)メンバー()る。

Doug, the drummer shrugs.  

ドラムのダグは(かた)をすくめる

shrug (両方の手のひらを上に向けて)〈肩を〉すくめる

Dewey turns to the bassist, Neil.  

デューイはベースのニール(ほう)()

 

 


Neil (ニール) Lucas Papaelias):

Oh, I was gonna tell you last night,

Dewey, but you passed out, man.

ほら、昨日(きのう)(よる)()おうとしたけど、デューイ、お(まえ)()(うし)ってたしな。

pass out 気絶する

 

 


Dewey Finn デューイ・フィン (ジャック・ブラック Jack Black):

Okay, you’re gonna kick me out of the band? 

()かった、(おれ)このバンドから()()そうってんだな? 

Huh?

だろ?

You’re gonna fire me? 

(おれ)をクビにしようってんだな?

Well, this is my band. 

いいか、これは(おれ)のバンドだ。

I brought us together. 

(おれ)みんなを(あつ)めたんだ。

 

 


Neil (ニール) Lucas Papaelias):

Theo wanted you out, man. 

セオが(まえ)()()したかったんだよ。

There was nothing I could do. 

(おれ)にはどうしようもなかったのさ。

He… 

こいつは

 

 


Theo (セオ) (アダム・パスカル Adam Pascal):

Oh, shut up, man. 

おい、お(まえ)(だま)ってろ

You voted him out too. 

(まえ)だってあいつを()()(ほう)()れたんだ。

I didn’t tell you what to do. 

(おれ)はお(まえ)指図(さしず)してないからな。

Dewey, listen to me. 

()けよ、デューイ。

You’re a good guitar player,

but it’s, it’s the twenty minutes solos.

(まえ)いいギタリストだが、あの20分間(ぷんかん)のソロ

It’s the stage dives. 

あのダイヴだ。

We’re trying to land a record deal here, man,

and you’re an embarrassment.

(いま)(おれ)たちはレコード契約(けいやく)()に入れようとしてて、いいか、

そしてお(まえ)はその邪魔(じゃま)なんだ。

land (仕事を)見つける、獲得する

embarrassment 邪魔者、困惑させる人

 

 


Dewey throws up his three middle fingers.

デューイは、自分(じぶん)()(なか)(ゆび)3(ぼん)()てる

 

Dewey Finn デューイ・フィン (ジャック・ブラック Jack Black):

Read between the lines, Theo. 

行間(ぎょうかん)()よ、セオ。

Read between the lines! 

行間(ぎょうかん)()め!

Read between the lines 言外の意味を読み取る、発言などの真意を理解する

 

 


Neil (ニール) Lucas Papaelias):

Dewey, man, I hope this doesn’t come between us.

いいか、デューイ、このことで(おれ)たちの(なか)(わる)くなって()しくはないんだ。

come between ~の間を裂く、仲を裂く

Like, I care about you, man. 

そのぉ、お(まえ)のことは()かけてるよ。

like そのぉ~、まあ

 

 


Dewey Finn デューイ・フィン (ジャック・ブラック Jack Black):

You guys, you know what? 

(まえ)ら、いいか

you know what ねえ、知ってる

You’re nuts. 

(まえ)らはバカだ。 

You’re all nuts.  

みんなバカだ。

nut バカ、間抜け

You’ve been focused so hard on making it,

you forgot about one little thing.

成功(せいこう)しようってことに集中(しゅうちゅう)しすぎて、ちっぽけな一つのことを(わす)れちまってる

focus +on に〕考えを集中する

make it 成功する、出世する

It’s called the music. 

そいつは音楽(おんがく)だ。

And I don’t even care. 

(おれ)だってどうだっていいさ。

You know what? 

いいか?

So what. 

まあいいさ。

(それがどうした)

 

 


Dewey picks up his guitar and starts to exit.

デューイは、ギターを()()げて()()こうとする。

 

 


Dewey Finn デューイ・フィン (ジャック・ブラック Jack Black):

I don’t wanna hang out with

a bunch of wanna be corporate sellouts.

ツルんで裏切(うらぎ)(もの)になりたがってるヤツら()()たくはねえよ。

hang out with ~と付き合う、一緒に時間を過ごす

a bunch of たくさんの

corporate 団結した

sellout 裏切り者

I’m gonna form my own band. 

(おれ)(おれ)のバンドを()さ。

And we are gonna start a revolution. 

そして革命(かくめい)を起こすんだ。 

Okay?

いいか?

And you’re gonna be

a funny little footnote on my epic ass.

そしたらお(まえ)らは、(おれ)叙事(じょじ)()のケツの、(わら)えるチンケな脚注(きゃくちゅう)になっちまうのさ。

footnote 脚注

epic 叙事詩、大作

 

 


Dewey kicks a drum cymbal, knocking it over.

デューイは、ドラムセットのシンバルを()(たお)

 

Dewey Finn デューイ・フィン (ジャック・ブラック Jack Black):

I feel sorry for you guys. 

お前らには同情(どうじょう)するよ。

 

Dewey leaves. 

デューイは()()

 

 

 

 


Dewey’s Apartment デューイのアパート

 

 


Dewey is on the phone with a music shop.

デューイは楽器店(がっきてん)電話中(でんわちゅう)である。

 

Dewey Finn デューイ・フィン (ジャック・ブラック Jack Black):

Uh-huh. 

ああ。

Yes. 

そうだ。

Mm-hmm. 

うん。

Yeah, it’s a nineteen sixty-eight Gibson SG,

mint condish.

そう。1968年製(ねんせい)ギブソンSGで、新品(しんぴん)同様(どうよう)だ。

SG Solid Guitar

mint condish  mint condition 新品同様

mint

in mint condition 〈貨幣・切手・書籍など〉真新しい, 新品同様の

 

 


No. 

まさか。 

That’s all? 

それだけかよ? 

Well, that’s a mistake.

ちょっと、それは(なに)かの間違(まちが)だ。

 

 


ジミ・ヘンドリックス Jimi Hendrix

パープル・ヘイズ (紫のけむり) Purple Haze

 

 

No, Hendrix played this guitar.

ちょっと、このギターをヘンドリックス()いたんだぜ。

He…

彼は 

Hello? 

もしもし?

 

Dewey hangs up the phone. 

デューイは電話(でんわ)()

He looks at his guitar.  

自分(じぶん)のギターを()

The phone rings. 

電話(でんわ)()

 

 


Dewey Finn デューイ・フィン (ジャック・ブラック Jack Black):

Yeah? 

もしもし?

 

A woman’s voice can be heard on the other end.

電話(でんわ)()こうから女性(じょせい)(こえ)()こえる。

 

Rosalie Mullins マリンズ校長) (ジョーン・キューザック Joan Cusack):

on the phone (電話で)

Is this Mr. Schneebly? 

シュニーブリー先生(せんせい)でしょうか?

 

 


Dewey Finn デューイ・フィン (ジャック・ブラック Jack Black):

No, he’s not there. 

いや、ヤツならいないぜ。

 

Rosalie Mullins マリンズ校長) (ジョーン・キューザック Joan Cusack):

on the phone (電話で)

Oh, could you take a message for me?

では、伝言(でんごん)をお(つた)(ねが)えますか?

take a message 伝言を承る

 

Dewey Finn デューイ・フィン (ジャック・ブラック Jack Black):

Um, yeah. 

ああ、いいよ。

 

Dewey half-heartedly looks for a pen.

デューイは()()らない様子(ようす)ペンを(さが)す。

half-heartedly 気が乗らない様子で

 

Rosalie Mullins マリンズ校長) (ジョーン・キューザック Joan Cusack):

Hi. 

どうも。

My name’s Rosalie Mullins.

(わたし)はロザリー・マリンズと(もう)します。

 

Horace Green Preparatory, Principal’s Office

私立(しりつ)ホレス・グリーン小学校(しょうがっこう)校長室(こうちょうしつ)

The harried Principal of Horace Green,

Rosalie Mullins, in on the phone.

ホレス・グリーンの校長(こうちょう)であるロザリー・マリンズはイライラして電話(でんわ)をしている。

harried イライラした

 

 


Rosalie Mullins マリンズ校長) (ジョーン・キューザック Joan Cusack):

Um, I’m the Principal here at Horace Green Prep.

あのう、私立(しりつ)ホレス・グリーン小学校(しょうがっこう)校長(こうちょう)をしております。

prep. = preparatory school 私立小学校

And we’re having a little emergency here.

(いま)ちょっとした緊急(きんきゅう)事態(じたい)()こってるんです。

One of our teachers broke her leg

on the way to school this morning…

本校(ほんこう)教師(きょうし)一名(いちめい)今朝(けさ)出校中(しゅっこうちゅう)(あし)(ほね)()りまして

 

 


Dewey’s Apartment デューイのアパート / Mullins’ Office マリンズ校長(こうちょう)校長室(こうちょうしつ)

 

Rosalie Mullins マリンズ校長) (ジョーン・キューザック Joan Cusack):

on the phone (電話で)

…and all of our subs are already working.

しかも(わたし)たちの代用(だいよう)教員(きょういん)はすでに全員(ぜんいん)(はたら)いております。

subs substitute teacher 代用教員

Pat Wickam at Milton Prep

recommended I give Mr. Schneebly a call.

ミルトン私立(しりつ)学校(がっこう)のパット・ウィッカムが 

シュニーブリー先生(せんせい)にお電話(でんわ)してみたらと(すす)めて(くだ)さいました。

recommended… do ~が~することを薦める

give… a call ~に電話をする

Do you know if he’s available? 

先生(せんせい)のご都合(つごう)をご存知(ぞんじ)でしょうか?

be available 手が空いている、忙しくない

 

 


Dewey Finn デューイ・フィン (ジャック・ブラック Jack Black):

Uh, how long’s the gig? 

ええっと、演奏(えんそう)時間(じかん)は?

gig (芸人・音楽家による)仕事、演奏、出演

 

Rosalie Mullins マリンズ校長) (ジョーン・キューザック Joan Cusack):

on the phone (電話で)

Excuse me? 

(なん)とおっしゃいました?

 

Dewey sits down. 

デューイは腰掛(こしか)ける

 

Dewey Finn デューイ・フィン (ジャック・ブラック Jack Black):

Uh, how long is the job? 

あの、仕事(しごと)期間(きかん)は?

 

 


 Rosalie Mullins マリンズ校長) (ジョーン・キューザック Joan Cusack):

My guess is as much as a few weeks,

長くても23週間(しゅうかん)だと(おも)いますが、

but we do need somebody to start immediately.

早急(そうきゅう)勤務(きんむ)していただける(かた)必要(ひつよう)なんです。

 

 


Dewey Finn デューイ・フィン (ジャック・ブラック Jack Black):

Mm-hmm. 

ふむ、ふむ。

So how much are we talking here? 

では、その給料(きゅうりょう)(ほう)は?

 

 


Rosalie Mullins マリンズ校長) (ジョーン・キューザック Joan Cusack):

We pay our substitutes six fifty a week.

代用(だいよう)教員(きょういん)には(しゅう)650ドル支払(しはら)します。

on the phone (電話で)

Now, do you know when Mr. Schneebly will be back?

シュニーブリー先生(せんせい)いつお(もど)りになるか()かりになります?

 

 


Dewey Finn デューイ・フィン (ジャック・ブラック Jack Black):

Hold on a sec. 

ちょっと()って。

Oh, you know what? 

おや、いいかい?

I think he’s just coming in right 

本人(ほんにん)がちょうど(もど)ってきたようで

Ned, phone! 

ネッド、電話(でんわ)だぜ!

 

Dewey pretends to hand the phone to Ned.

デューイは電話(でんわ)ネッド(わた)すふりをする

He disguises his voice. 

(かれ)声色(こわいろ)真似(まね)

 

 


Dewey Finn デューイ・フィン (ジャック・ブラック Jack Black):

Hello, this is Ned Schneebly. 

もしもし、ネッド・シュニーブリーですが。

 

 

 

 


Horace Green Preparatory  私立(しりつ)ホレス・グリーン小学校(しょうがっこう)

Dewey’s beat-up van heads up the driveway

toward the private elementary school.

デューイのおんぼろのバン私立(しりつ)小学校(しょうがっこう)()かって私道(しどう)(すす)んでいる。

beat-up ボロボロの、おんぼろの

van バン、ライトバン

 

 


Horace Green Hallway ホレス・グリーンの廊下(ろうか)

Dewey walks through the halls with Ms. Mullins.

デューイは廊下(ろうか)をマリンズ校長(こうちょう)一緒(いっしょ)(ある)いている。

He has made a small attempt to groom himself

by shaving and wearing a jacket and bow tie.

(かれ)は、(ひげ)()ってジャケットと(ちょう)ネクタイ()につけて、

ちょっとした()づくろい(こころ)みている。

groom きちんと身づくろいをする

bow tie 蝶ネクタイ

 

Rosalie Mullins マリンズ校長) (ジョーン・キューザック Joan Cusack):

Pat faxed me your resume.

パットがあなたの履歴書(りれきしょ)ファックスしてくれました。

fax ファックス, 電送写真. 〈書類などを〉ファックスで送る

facsimile 模写電送, ファクシミリ, ファックス

resume 履歴書

It’s very impressive. 

とてもすばらしいですね。

impressive すばらしい、強い印象を与える, 深い感銘を与える, 印象的な

 

Dewey Finn デューイ・フィン (ジャック・ブラック Jack Black):

Mm-hmm. 

ええ。

 

Rosalie Mullins マリンズ校長) (ジョーン・キューザック Joan Cusack):

We’ve never been in a bind like this before…

このような窮地(きゅうち)(おちい)ったことはこれまでになかったものですから

bind 《口語》 困った立場, 苦境

 

Dewey Finn デューイ・フィン (ジャック・ブラック Jack Black):

Mmm. 

ええ。

 

Rosalie Mullins マリンズ校長) (ジョーン・キューザック Joan Cusack):

…so thank you so much.

ですから、とても感謝しています。

 

 


Dewey Finn デューイ・フィン (ジャック・ブラック Jack Black):

So how’s this gonna work? 

では、このことはどうなるんでしょうか?

Are you gonna pay me upfront? 

前払(まえばら)してもらえますか?

upfront 前払いで

 

 


Rosalie Mullins マリンズ校長) (ジョーン・キューザック Joan Cusack):

I, I don’t understand. 

よく()かりかねますが。

 

Dewey Finn デューイ・フィン (ジャック・ブラック Jack Black):

It’d be really great if I could get paid now in cash.

(いま)現金(げんきん)でお支払(しはら)いしてもらえると非常(ひじょう)有難(ありがた)いのですが。

get paid 支払いを受ける

in cash 現金で

 

Rosalie Mullins マリンズ校長) (ジョーン・キューザック Joan Cusack):

Oh, well, we don’t do that.

ええ、ああ、(わたくし)どもの(ところ)ではそういうことはやっておりません

 

 


Dewey Finn デューイ・フィン (ジャック・ブラック Jack Black):

Okay, well, when you cut my check,

just make it payable to Dewey Finn,

for tax reasons.

()かりました、じゃあ、小切手(こぎって)()(とき)には、

税金上(ぜいきんじょう)都合(つごう)デューイ・フィンを受取人(うけとりにん)にしておいて(くだ)さい。

cut one’s check 小切手を切る

make it payable to 小切手の受取人を~にする

for tax reasons 税金上の都合で

 

 


Rosalie Mullins マリンズ校長) (ジョーン・キューザック Joan Cusack):

You can discuss all of that

with Candice in Administration

at the end of the day.

そういったことは(すべ)て、本日(ほんじつ)終了(しゅうりょう)しましたら、

事務(じむ)のキャンディスとお(はな)()(くだ)さい。

administration 経理、管理、本部、事務

 

They stop outside a classroom. 

二人(ふたり)教室(きょうしつ)(そと)()()まる。

 

Dewey Finn デューイ・フィン (ジャック・ブラック Jack Black):

Okay, when’s the end of the day?

()かりました、今日(きょう)はいつ()わるんですか?

 

 


Rosalie Mullins マリンズ校長) (ジョーン・キューザック Joan Cusack):

We commence at eight fifteen,

school lets out at three.

()(こう)8()15(ふん)(はじ)まり3()()わります。

commence 〈を〉開始する, 始める(beginの形式ばった語)

 

Dewey Finn デューイ・フィン (ジャック・ブラック Jack Black):

Oh. 

そうですか。

Uh-oh. 

あらら。

You know what? 

あのう?

Uh, you think I could cut out a little early today?

あの、今日(きょう)(すこ)(はや)めに()()げてもいいですか?

I got some stuff I gotta do. 

やらなくてはならないことがありまして。

stuff 事柄、物事

 

Ms. Mullins gives him a confused look.

マリンズ校長(こうちょう)は、当惑(とうわく)したような表情(ひょうじょう)を見せる

 

 


Dewey Finn デューイ・フィン (ジャック・ブラック Jack Black):

It’s cool. 

()かりました。

It’s cool. オーケー、ああ、いいよ、よし分かった

I can stay. 

(のこ)ります。

 

 


Rosalie Mullins マリンズ校長) (ジョーン・キューザック Joan Cusack):

Mr. Schneebly…

シュニーブリー先生 

this is considered the best elementary school in the state,

()(こう)はこの(しゅう)随一(ずいいち)小学校(しょうがっこう)であるとみなされておりまして、

and we maintain that reputation

by adhering to a strict code of conduct,

faculty included.

教師(きょうし)(ふく)めまして、厳格(げんかく)行動(こうどう)規範(きはん)遵守(じゅんしゅ)することで

その評価(ひょうか)(たも)(つづ)けております。

elementary 基本の, 初歩の, 初等の

elementary school 小学校

reputation 評判

adhere 〔信仰・考え・計画などに〕執着[固執]する

code 礼儀作法

conduct (道徳上から見た人の)行為, 品行

faculty 教職員

 

 


Dewey Finn デューイ・フィン (ジャック・ブラック Jack Black):

You know what? 

いいですか?

You don’t have to worry about me

because I’m a hard-ass.

(わたし)のことは心配(しんぱい)なさらなくて結構(けっこう)ですよ、(わたし)(きび)しいですから。

hard-ass 融通の利かない人間

And if a kid gets out of line,

I got no problem smacking him in the head.

規則(きそく)(したが)わない()がいたら、(あたま)(たた)ことも(いと)わないですから。

get out of line 規則に従わない

smack…in the head ~の頭を叩く

smack 〈を〉ぴしゃりと打つ

 

 


Rosalie Mullins マリンズ校長) (ジョーン・キューザック Joan Cusack):

No, no. 

いえ、ダメです。

No. 

ダメです。

We don’t use corporal punishment here.

ここでは体罰(たいばつ)使(つか)っておりません。

corporal punishment 体罰

 

 


Dewey Finn デューイ・フィン (ジャック・ブラック Jack Black):

Okay, so just verbal abuse.

()かりました、それでは言葉(ことば)による虐待(ぎゃくたい)だけですね。

verbal abuse 言葉による虐待

abuse 虐待, 酷使; そまつに扱うこと

child abuse 児童虐待

 

 


Rosalie Mullins マリンズ校長) (ジョーン・キューザック Joan Cusack):

Mr. Schneebly

シュニーブリー先生(せんせい)

if you have any problems

with any of your students,

担当(たんとう)生徒(せいと)(なに)問題(もんだい)がございましたら、

you just send them to me.

(わたし)(ところ)よこして(くだ)されば結構(けっこう)です。

I will do the disciplining. 

(わたし)規律(きりつ)(まも)らせますから。

do the disciplining しつけをする

discipline しつけ; 規律, 統制; 戒律

 

 


Dewey Finn デューイ・フィン (ジャック・ブラック Jack Black):

Check. 

()かりました。

check 賛成、よろしい

 

Ms. Mullins opens a classroom door and enters.

マリンズ校長(こうちょう)教室(きょうしつ)のドア()け、(なか)(はい)る。

 



 

 













 

スクール・オブ・ロック School of Rock (ロックの学校) 第 1 章 社会への奉仕  Chapter 1   Serving Society   スクール・オブ・ロック School of Rock (ロックの 学校 ( がっこう ) ) 20...