I号戦車 Panzer I 豆戦車Tankette 5.4t 1935年(昭和10年)
ドイツが第一次世界大戦後、初めて量産した戦車
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II号戦車 Panzer II 軽戦車Light tank 8.9t ドイツ 1937年(昭和12年)
I号戦車Panzer Iよりも若干大きく武装も強力な軽戦車
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III号戦車 Panzer III 中戦車Medium Tank 23t ドイツ 1942年(昭和17年)
第二次世界大戦中盤(1941~1942年頃)までドイツ戦車隊の主力であった
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IV号戦車 Panzer IV 中戦車Medium Tank 25t ドイツ 1939年(昭和14年)
ドイツ戦車の中で最も生産数が多く、敗戦時まで主力として使用され続けた
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T-34中戦車 T-34 Medium Tank 32t ソ連 1943年(昭和18年)
ドイツの実質的な主力であったIV号戦車やIII号戦車に対して優位に立った
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パンサー戦車 Panther tank V号戦車 Panzer V ドイツ 1943年(昭和18年)
中戦車Medium Tank 44.8t ソ連のT-34中戦車に対抗する為に作り上げた
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タイガーI The
Tiger I VI号戦車 Panzer VI ドイツ 1942年(昭和17年)
重戦車Heavy tank 57t ソ連のT-34中戦車に対抗する為に作り上げた
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キング・タイガー King Tiger タイガーII The
Tiger II VI号戦車 Panzer VI
重戦車Heavy tank 69.8t 連合軍にとって恐るべき相手であった
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ヤークトパンサー Hunting panther 駆逐戦車Tank destroyer 1944年(昭和19年)
45.5t 田宮模型がプラモデルの商品名として「ロンメル戦車」という名称を用いた
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ナースホルンNashorn (犀) 自走砲Self-propelled gun 24t 1943年(昭和18年)
重対戦車自走砲Self-propelled Heavy Anti-tank Gun
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パンサー戦車(せんしゃ)Panther tank
V号戦車(ごごう・せんしゃ)Panzer V
パンサーPantherは豹の意味。
ドイツ陸軍German army 中戦車Medium Tank
正式採用 1943年(昭和18年) 生産数6,000輌
重量44.8t 速度55km/h 行動距離250 km 乗員5名
1941年(昭和16年)に開始された独ソ戦において、
ドイツ軍の誇る主力戦車であるⅢ号戦車やIV号戦車を、
全ての面で上回るソ連の戦車に遭遇した。
この戦車こそがT34と呼ばれる戦車であった。
T34は火力、装甲、設計思想など全ての面でドイツ軍戦車を上回り、
ドイツ軍はT34に大きな衝撃を受けたのである。
それが俗にT34ショックと呼ばれる現象であった。
そこで、ドイツ軍はこれを上回る戦車として
パンサー戦車、タイガー戦車の開発を進めることになった。
当時のソ連軍の最強戦車であったIS-2重戦車の乗員たちの話によると、
当時のタイガー戦車は生産数の少なさから戦場でお目にかかる機会は少なく、
彼等のもっぱらの宿敵はこのパンサー戦車だったという。
タイガー戦車(せんしゃ)The Tiger tank
VI号戦車(ろくごう・せんしゃ)Panzer VI
タイガーTigerは虎の意味。
タイガーI型戦車(いちがた・せんしゃ)Tiger
I tank
ドイツ陸軍German army 重戦車Heavy tank
正式採用1942年(昭和17年) 生産数1,347輌
重量57t 速度40 km/h 行動距離100 km 乗員5名
T-34中戦車、M4中戦車、チャーチル歩兵戦車を
1,600メートル以上の遠方から撃破できた。
ブラッド・ピット主演の映画「フューリーFury」に登場。
タイガーII型戦車(にがた・せんしゃ)Tiger
II tank
キング・タイガーKing Tiger
ドイツ陸軍German army 重戦車Heavy tank
正式採用1944年(昭和19年) 生産数492輌
重量69.8t 速度38km/h 行動距離170km 乗員5名
多くの問題点があったにもかかわらず、
連合軍にとって恐るべき相手であった。
ノルマンディー戦線でこの戦車を見た
アメリカ軍は「キング・タイガーKing Tiger」と呼び、
イギリス軍は「ロイヤル・タイガーRoyal Tiger」とあだ名した。
なおソ連赤軍からはパンサー戦車Panther tankの発展型と解釈され、
前線では「新型豹戦車」と呼ばれた。
1966年(昭和41年)の映画 「バルジ大作戦Battle of the Bulge」
に登場するが、アメリカ製のM47パットン戦車が代用された。
撮影当時には、すでに残存しているタイガーII型戦車の台数は極端に少なく、
撮影に使えなかった。